熱海・十国峠のケーブルカーが刷新されます。

十国峠ケーブルカー

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今しか乗れない!十国峠パノラマケーブルカー

熱海と箱根の間に位置する十国峠。その山頂へ向かう「十国峠パノラマケーブルカー」が、まもなく大きな節目を迎えます。

1956年(昭和31年)の開業以来、約70年にわたって観光客を運んできたケーブルカーですが、設備の老朽化や部品調達の難しさなどから、2027年夏ごろをめどに現在の運行を終了する予定です。静岡県内で現在も運行している本格的な鋼索鉄道(ケーブルカー)はここだけ。昭和から続く姿を楽しめる今、あらためて訪れてみたいスポットです。

約3分の小さなケーブルカーの旅

十国峠パノラマケーブルカーは、山麓の十国登り口駅から山頂の十国峠駅まで、全長約316mを約3分で結びます。2台の車両がケーブルで結ばれ、一方が上ればもう一方が下る「交走式」。急勾配の線路をゆっくりと上っていく、昔ながらのケーブルカーらしい乗車体験を楽しめます。山頂は標高約770m。天候に恵まれれば富士山をはじめ、駿河湾や相模湾、伊豆半島などを望む大パノラマが広がります。

箱根には「兄弟分」のケーブルカーもあった

十国峠からほど近い箱根にも、かつて「箱根駒ヶ岳ケーブルカー」が走っていました。1957年(昭和32年)に開業し、駒ヶ岳登り口から山頂付近までを結んでいた観光ケーブルカーです。十国峠と同じ伊豆箱根鉄道が運営し、開業した時期もわずか1年違い。昭和の箱根・伊豆観光を支えた、いわば兄弟分のような存在でした。しかし2005年に廃止され、現在は箱根駒ヶ岳ロープウェーが山頂への交通を担っています。

十国峠は新しい「スロープカー」へ

十国峠では、2027年夏に「十国峠スロープカー(仮称)」へ更新される計画です。新しい車両はケーブルで引っ張る方式ではなく、モーターで自走するラック&ピニオン方式。全長約320mを約4分で走り、40人乗りの車両を2両連結した80人乗りとなる予定です。

昭和のケーブルカーに乗るなら今

箱根駒ヶ岳ではすでに姿を消したケーブルカー。そして十国峠でも、約70年間親しまれてきた現在のケーブルカーから新しいスロープカーへの世代交代が近づいています。新しくなる十国峠も楽しみですが、レールの上をケーブルに引かれて急勾配を上っていく昔ながらの姿を体験できるのは今だけです。富士山や伊豆・箱根の景色とともに、昭和から走り続けてきたケーブルカーの小さな旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

運行状況や営業時間、スロープカーへの更新に関する最新情報は、十国峠公式サイトをご確認ください。
▶ 十国峠公式サイト

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